「幻のマーク・チー」
マーク・チー(Mark Chee)だと最初は疑わなかった。
惚れ惚れするほど正確で力強いスタンプワーク、そしてため息が出るほど美しいパティーナ(紋様)のターコイズをあしらったコインシルバーのビンテージ・バングルだ。
しかし、この1930年代のバングルに鳥の刻印はなかった(マーク・チー刻印は鳥である)。
このバングルを作ったアーチストの名は分からない。
名前は残らなくても、美しい作品だけが残った。
そして、そこがビンテージ・インディアンジュエリーの素晴らしいところでもあるのだ。
無骨なコインシルバーが放つ繊細な輝き。
蜂やガラガラヘビの顎、そして太陽や雨雲の力強いハンドスタンプ。
まるで抽象画を描いたような美しいレッド・ウィドウ・スパーダ―ウェブ(Red Widdow Spiderweb)。
どれをとってみても素晴らしい作品で、それらがすべて揃っていることで完璧なジュエリーとして完成度が高い仕上りが実現している。
ペリー・ショーティ(Perry Shorty)らを始め、このような作品を目指した芸術家は多かった。
80年以上たった今でも美しい物は美しい。
この名もない幻のマーク・チーを眺めて改めてそう思うのだった。
【商品番号】: 0124
【商品名】: 【希少】c1930 Red Widdow Spiderweb ターコイズ ビンテージ・バングル
【属性】: ナバホ、バングル
【概要】: マーク・チー(Mark Chee)を思わせる1930年代製、コイン・シルバー*のブレスレット。ターコイズは珍しいレッド・ウィドウ・スパーダーウェブ(Red Widdow Spiderweb)を使用。作者不詳だが、非常にクオリティの高い美しいジュエリーである。真っ先に眼に入るのはターコイズの美しいパティーナである。まるで抽象画のような美しさは本当にため息が出るほどである。コインシルバーの厚みもこの美しく大きな宝石を引き立てるのに十分だ。表面にはターコイズのそれに引けを取らない美しいハンドスタンプのパティーナ施されていて、まるで芸術の発表会のようだ。素材のシルバーは磨けば磨くほど艶やかな輝きを発し、身につけているとついついうっとりしてしまうほど美しい。芸術的センスを兼ね備えた職人気質のアーチストが丁寧に仕上げたことがうかがえる素晴らしい逸品である。
*コインシルバーとはオールドコインを溶解して成形する非常に手間がかかる古典的製法である(詳しくはこちら)。
【サイズ】: 内径約15cm + ギャップ約4cm 幅約3cm 厚み約1.8mm 重さ約63g
【フィット感】: アジャスト可能。男性は中肉中背から大柄まで装着可能。現在は比較的大柄の男性用にアジャストしてある。女性には大きめ、大柄の女性であれば絞って装着可能だが、幅があるため大きめである。
【状態】: 経年による使用感有り。1930年代の制作を考慮すると光沢も素晴らしく美しいビンテージコンディションである。傷、スレ、黒ずみ有り。破損、修理痕なし。
【備考】: 宝石レベルのレッド・ウィドウ・スパーダ―ウェブ(Red Widdow Spiderweb)。美しいパティーナ。マーク・チー(Mark Chee)と間違えるほど素晴らしいクオリティと美しいスタンプワーク。
【価格】: 売約済
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