「胸に秘める光」
よほどこの石を使いたかったのだろう。
比較的左右対称の作品が多いハワード・ネルソン(Howard Nelson)にしては珍しい平行四辺形型のタイロン(tyrone Turquoise)を使用している。
デザインは、ハワードのシグネチャーともいえるサンバーストである。
しかし、また珍しくも柔らかい流線型の縁取りを採用している。
想像するにこの石から放たれる柔らかい優しい太陽の光を表現したかったのではないか。
この作品自体は柔らかいが、43gと相当な重さがあるのでずっしりと重い。
したがって、チェーンは比較的しっかりしたものがお薦めだ。
柔らかさと強靭さのギャップをハワードが狙ったのかはわからないが、石やボディの厚みからくる重量級の作品であることを考えると、少なくともたくましさを求めた作品であることは間違いない。
それはあなたが胸に秘めた、厚く柔らかな、しかし力強い希望を表しているのかもしれない。
ハワード・ネルソン(Howard Nelson 1951-)
ハワード・ネルソンは自己流で熟達したナバホの巨匠シルバースミスだ。1951年アリゾナのウィンスロウで生まれたハワードは、後に伝統的なナバホジュエリーの技工を確立した兄のデビッドとともにシルバースミスの技術を磨いた。彼の3重アプリーク技工(はめ細工)はインディアン・ジュエリー界でも評価が高く、数々の賞を受賞している。
特にハワードの極めて精巧なサンバーストは芸術の域に達し、多くのアーチストたちから賞賛を得ているとともに、世界中のコレクターたちから収集されている。一つの作品を作り上げるのにかなりの時間を費やすために供給が追いつかず、なかなか市場に出回らないのもハワードの作品の希少価値を上げている理由である。現在流通している彼の作品はすべて未来のアンティークとなり、芸術作品として後世に受け継がれていくことだろう。
【商品番号】: 0029
【商品名】: 【新品】巨匠ハワード・ネルソン(Howard Nelson) 43g サンバースト・デザイン シルバー・ペンダント
【属性】: ナバホ、ペンダント、ネックレス
【概要】: 新品未使用のハワード・ネルソン(Howard Nelson)作、サンバースト・デザインのペンダントである。重さは堂々の43g。石は非常に珍しいタイロン(Tyrone)のターコイズを使用している。これだけ大きなタイロンは殆ど見かけない。パティーナも非常に美しい。この大きさの石をハワードのシグネチャーデザインとも言えるサンバーストに載せるわけだからサイズが大きくなって当然だ。石のシャープなエッジが効いた菱型に対して全体が流線型のデザインにまとめてあるところが素晴らしい。さすが巨匠の発想力というところだ。珍しいタイロンとモダンなデザインが素晴らしくマッチングした巨匠ハワード・ネルソンの美しいペンダントである。
【サイズ】: 縦約51.3mm(最長63.7mm) x 横約44.5mm(最長部) 厚み約10.5mm(石含む) 重さ43g
【フィット感】: 大きめのサイズと隆起した厚みのあるデザインなので重量感がある作品。裏は美しいほどフラットなので身につけた時に重みによる違和感は感じられない。胸元にしっかりとしたアクセントが付く美しい作品だ。
【状態】: 新品未使用(特有のごく細かいスレや銀特有のかすかな変色はあり)
【備考】: ナバホのハンドメイド・シルバーチェーン(61cm 定価3万円)をセット特価(+1万2千円)にて提供できます。
【価格】: 売約済
WHITE SANDS GALLERY | プレミアムビンテージ・インディアンジュエリー & サウスウェスト・モダンアート