「ズニの村」
なんて美しい色使いなのだ。
まずこの画を見て思った。
そして、素晴らしい遠近法。
アメリカン・インディアンを描いたものは比較的抽象的、またはポップなものが多いが、この画は至って正統派だと言っていい。
遠くに見える山肌、そしてズニの村、そこで作業をする女性たちが今にも動き出しそうに描かれている。
光と影、そしてここは明らかにインディアンの村なのだとわかる特徴的な色使いを実現させた繊細なブラシワークは見事としか言いようが無い。
ズニの村・カルデロン(Zuni Village, Calderon)とだけ記されたこの画は、恐らく1960年後半から70年代のものだろう。名前やフレームからすると作者はスパニッシュ系のメキシコ人なのではと思うのだが、このカルデロンさんを見つけることが出来ない。
あらゆる年鑑や資料を探してみても数多くのカルデロンさんのうち、このサインだけが発見できないのだ。
いつの人だろう。そしてどこにいるのだろうか。
この美しい画を描いたカルデロンのことを知りたい。
そう思ってまた画を見つめる。
そこには、とても美しいズニの村が広がっていた。
【商品番号】: 0122
【商品名】: カルデロン作「Zuni Village(ズニの村)」 c1960-1970
【属性】: 油彩画
【概要】: 1960-70年代のカルデロン作、「Zuni Village(ズニの村)」。作者は特定できないが、非常に高い技術を持って美しい色彩で仕上げた油彩画作品である。全体に広がるパステル調の色彩に繊細なブラシワークを重ねてみごとなグラデーションを引き出している。恐らくメキシカン・オリジンと思われるオリジナル・フレームの木彫りと色付けもみごとである。
【サイズ】: 横約60cm x 縦約50cm
【状態】: 経年による使用感はあるが、良好なビンテージ・コンディション
【備考】: 彫刻が美しい木製のオリジナルフレーム
【価格】: 170,000円(税込)
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