「パタニアの十字架」
フランク・パタニアはイタリアはシチリア島で生まれた生粋のイタリア人だ。
イタリア人は厳格なクリスチャンだ。
この十字架はフランクがイタリア人である証であり、そして同時にサウスウエスタンの証でもある。
そして、いかにもフランクらしい斬新なデザインのこのネックレスには、民族的な特徴の他に、
アールデコからミッドセンチュリーの時代的エッセンスも含まれていて、言葉では言い表せないほどエキゾチックで洗練された美しい作品に仕上がっている。
約61㎝と少し長めのチェーンに採用されているベンチビーズのマッチング・コンビネーションがエキセントリックな雰囲気を助長していて、なおかつ直線的なフォルムが全体的なデザインを心地よく引き締めている。
直線と曲線、光と影、そしてレトロとモダン、すべてが計算された美だ、
これがパタニアの芸術。
65年も前に創られたとはにわかに信じがたい、今なお斬新なデザインだ。
十字架から放たれる放射線上の光。
この光は多くのアーチストたちの希望となった。
そして、今なお希望の光で在り続ける。
それは、フランク・パタニアという一人の男が創造した美しい光であった。
「フランク・パタニア Frank Patania」
3世代に渡る時代を先取りし続ける最も有名なインディアン・ジュエリーブランドである。
創業は1927年。創業者であるフランク・パタニアSR(1899-1964)はシチリアで生まれてニューヨークへ移り、10歳でシルバースミスの弟子入りをした。その後、喘息を患ったのをきっかけにサウスウエストへ移住、28歳の時にニューメキシコ州サンタフェでその後伝説となるサンダーバードショップを開店する。
サンダーバードショップでジュエリー作りを学んだ多くのアーチストの中にシッピー・クレイジーホース(Cippy Crazyhorse)の父であるジョー・キンタナ(Joe. H Quintana)やジュリアン・ラバト-(ジュリアン・ロバート Julian Lovato)などがいる。
フランク・パタニアの斬新なモダンデザインはインディアンジュエリーという枠を超越し、もはやフランクパタニアというブランドのカテゴリーを確立し、今もなおサウスウエストのジュエリーアートを牽引し続けている。その芸術は今や世界中の人々を魅了する伝説のインディアンジュエリーブランドである。
【商品番号】: 0070
【商品名】:【 希少】c1950 フランクパタニアSR作 美しい十字架のビンテージ・ネックレス
【属性】: フランクパタニア、ネックレス
【概要】: 1950年代のフランクパタニア(1899-1964)作、スターリングシルバー製ビンテージ・ネックレス。表面には7つのキングマン・ターコイズがマウントされている。パタニアの洗練されたデザインが施された美しい十字架のセンターからは、敬虔なキリスト教徒のイタリア人の作品のそれらしく、強烈な光を放っており、要所要所に丸いパーツを採用してデザイン性を高めている。ネックレスのチェーンには直線的なベンチビーズ(長い筒状のビーズ)とやはりここでも丸いビーズを組み合わせて、モダンデザインを完成させており、フランクパタニアのジュエリーセンスを伺わせる作品に仕上がっている。ジュエリー作品として素晴らしいだけではなく、極めて希少価値が高い逸品である。
【サイズ】: ネックレス長さ約63cm ペンダント縦約74mm 横約36.3mm 厚み約5.2mm(石含む) 重さ34g
【フィット感】: ネックレス部分は軽く、十字架本体はターコイズと厚手のシルバーのため重量感がある。重量感はあるが、長さがあるので安定性は良い。ネックレスにはワイヤーが採用されており、しっかりとした構造になっている。
【状態】: 経年による使用感はあるが、良好なビンテージ・コンディション。黒ずみあり。
【備考】: 洗浄して再度黒く燻してある。
【価格】: 売約済
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