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0007 【希少】c1950s ケネス・ビゲイ(KENNETH BEGAY) ホワイトホーガン コットンデザイン・マネークリップ スターリング・シルバー

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「コットンの夢」

1950年代半ばのある日、アリゾナのスコッツデールにあるホワイトホーガンショップでシルバースミスとして働くある男が、コットン生産者協会の年次総会の役員たちへの贈り物のデザインを任された。
役員たちへ贈られたのはコットンの実を美しくモチーフしたマネークリップだ。
総会の役員たちは声をあげてその贈り物に喜んだことだろう。
この美しいマネークリップに自分の札を挟むことの喜びはもちろん、このクリップを創ったのがあのケネス・ビゲイ(KENNETH BEGAY)だからだ。

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ケネスの芸術家としての評価は当時から他の芸術家を凌ぐほど圧倒的に高く、その独創的な芸術性はあらゆる賞を総なめにした。
モダン・ナバホジュエリーの父と呼ばれ、ミッドセンチュリーにおけるネイティブ・アメリカンの芸術性を世に知らしめた唯一無二のアーチストである。

そんな男が創ったマネークリップに自分の金を挟むことができるのだ。
芸術と自然と金、なんというジレンマだ。

ケネス・ビゲイは夜に作品の夢を見るという。
この作品もきっと彼の夢に出てきたに違いない。
時代が、そして社会がどうであれ、芸術家の思想はピュアなものなのだ。

ため息が出るほど美しいこの作品は恐らくもう手に入らないだろう。
もしあなたがこれを手にしたのなら、必ず覚えておいてほしい。

この作品を絶対に無くしはしない、と。
それが65年も前に見たケネスの夢を受け継ぐということなのだから。

 

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ケネス・ビゲイ(KENNETH BEGAY 1913-1977)

モダン・ナバホジュエリーの父と呼ばれる。
ケネスの父(ナバホ銀細工最古の職人の一人であるAtsidi Chonから学ぶ伝統的な職人であった)の教え子であるフレッド・ぺシュラカイ(Fred Peshlakai)に師事し、伝統的なナバホジュエリーの創作を目指していたが、アメリカ大陸に根強く伝わっていたスペイン的な芸術要素から、1920年代から60年代にかけてアメリカとヨーロッパ間で続いた抽象芸術へと自らをシフトしていった。
そんな彼の独創的な作品のためか、ケネスは1949年からアメリカ先住民族展から除名されている。
後年、彼はこう述べたそうだ。
「私は、常に新しいものを創造していたい。しかし、それにはナバホの古い伝統も必ず含まれてなくてはいけないのだ。」
調和と融合を目指したケネスは、美しい流線型のデザインが繰り返されるナバホ織りを連想させるような伝統的で優美、かつ斬新なデザインを創作していった。

 

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【商品番号】: 0007

【商品名】: 【希少】c1950s ケネス・ビゲイ(KENNETH BEGAY) ホワイトホーガン コットンデザイン・マネークリップ スターリング・シルバー

【属性】: ナバホ、マネークリップ

【概要】: ホワイトホーガン時代の希少なケネス・ビゲイ作、コットンデザインのマネークリップ。1950年代半ばにコットン生産者協会から依頼されて制作。全体的に丸みを帯びた流線型のデザイン、そして表面を飾らず、ディテールのみに繊細な細工を施した作風はまさにミニマリズムを代表するミッドセンチュリーのデザインそのものである。もはやマネークリップというよりポップアートのようなこの作品は一目でケネス・ビゲイの作品とわかるから、いかにケネス・ビゲイという芸術家がユニークで独創的だったかがわかる。ちなみにこのデザインを複製したネックレスが1994年の同コットン生産者協会の賞品として採用され受賞者に配布された。それだけこのケネス・ビゲイのデザインが人々にインパクトを与えたということなのだ。良いデザインとは永遠であるということを証明した貴重な作品である。

【サイズ】: 縦63.5mm x 横46.5mm x 厚み9.6mm 重さは48グラム

【フィット感】: マネークリップとしては大きいサイズ。その分48グラムと重さもあり、隆起的なデザインによってそこそこの厚みもあるのでポケットの中でのボリューム感は多少ある。しかし邪魔には感じない。

【状態】: 経年による使用感はあるがとても良好なビンテージ・コンディションである。破損や修理痕はない。

【備考】: 重厚なデザインなので挟む札が少ないとちょっと悲しいかもしれない。

【価格】: お問い合わせ下さい
 

商品及び価格に関するお問い合わせはお気軽にこちらまで

 

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